柄が美しい高級な生地を使って、丈夫な専用用紙を利用して作るカルトナージュも良いけど、専門店で材料を購入するのはどうしても費用が高くなるし、失敗したら材料がもったいないので、身近な物でなんちゃってカルトナージュを作りたいと思っている。
家に残っている半端な端切れを使って・・・、端切れといってもお気に入りの柄を使ったり、シンプルな柄でも様々なものを組み合わせたりすれば、それなりに完成度は高くなるのではないかと思う。
芯板になるものは、100円ショップの工作用ボール紙とか(1センチ間隔の目盛が印刷してあるものは本当に便利!)、
工作系の本で良く見かけるのは牛乳パックを利用したもの。子供の夏休みの工作にはちょうど良い。しかし作りたいものはあくまでカルトナージュ。
仕上がりが子供の夏休みの工作に見えてしまっては目的が達成できていない。
本格的にとまではいかなくても、せめてちょっと知っている人が見ると「あら、カルトナージュね」となる程度の完成度は目指したい。
ではどうすれば『カルトナージュに見える』程度の仕上がりにできるか、まず一つの注意点は仕上がりに歪みがない、ということではないかと思う。
牛乳パックで作った作品はよく波打ったような、見てすぐに「あ、これは牛乳パックを使ったな」と一発でわかるものだ。
なのであえて身近で使いやすい牛乳パックを利用するのは諦めて、100円ショップの工作用ボール紙を利用してみよう。
しかし一枚の薄いボール紙ではやはり、のりを塗ったときに水分で波打ってしまい、かえって完成度は下がってしまう。
なのでいかにこの薄いボール紙を波打たせずに綺麗に重ねて厚紙にできるかがカギになるだろう。
どのような糊剤をどの程度の量を使えばボール紙を波打たせずに、綺麗に重ねて貼り付けることができるのか、でんぷん糊を使うのか、ボンドを使うのか様々な実験をしてみなければ、正解はわかりそうにない。
なんちゃってカルトナージュ完成までの道のりは思ったより遠い。